粒感際立つあんこぎっしり
清寿軒の小判どら焼き

年末に続き、用があり年明け早々にまた日本橋へ。ちょうどお昼前に用事が済んだので、ランチでも食べて帰ろうと通りを歩いていると、見覚えのあるロゴが目に入りました。足を止めてよく見てみると、やはり「清寿軒」と書いてあります。以前と違う場所ですし店構えも新しいので、てっきり新しい支店でもできたのかと思ったら、どうやら数年前に移転してきた模様。条件反射で「どら焼き買いたい!」と思ったのですが、貼り紙には「どら焼き売り切れ」の文字。そうよね。そんな簡単に買えないよね。と思いながら、目当ての店へ昼食を食べに行きました。

ところが、です。昼食を済ませて同じ道を戻ってくると、清寿軒の店内にお客さんが並んでいます。近づいてみると、「どら焼きあります」の貼り紙に変わっていました。一日に何回かに分けて商品が並ぶシステムなのかしら。いずれにせよ移転前に較べて随分と買いやすくなっている印象です。これは買わねば!と早速列に並びます。どら焼きは大判と小判の2種類があるのですが、大判は一般的な丸い形の2枚の皮にあんこを挟んだタイプ。小判は、大判ではちょっと大き過ぎるという方向けに少し薄めの1枚の皮を半分に折ってあんこを挟んでありますが、なかなかどうしてあんこの量は大判に負けていません。包みきれない量のあんこがはみ出るくらい盛り上がって、とってもワンパクな小判に仕上がっています、笑。小判で十分な食べ応えがあるので、私はいつも小判です。

相変わらず、香ばしいしっとりした皮に小豆の粒をしっかり残したあんこが絶妙です。土日祝(移転後は季節によって土曜営業もあるみたいですが)が休みで平日のみの販売なので、なかなかハードルが高いのですが、前もって予定がわかっていれば電話での予約も受けてくれますし、ホームページからの通販も可能です。お遣い物用に詰めてくれる箱には「大福帳」と大書された掛け紙をかけてくれるので、年始のご挨拶やお祝い事などに縁起の良い贈答品としても喜ばれると思います。

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