おもたせにも重宝、京都・種嘉商店のピーナッツ最中とアーモンド最中

京都・烏丸御池の交差点付近、車屋町通り沿いにある種嘉商店。すぐ側にお蕎麦の老舗として知られた本家尾張屋本店があり、エースホテルからも歩いて数分の好立地にあるこちらのお店は、最中の皮の専門店として創業し、かれこれ七十余年、お店ごとに独自の形やブレンドで製作された最中種を有名和菓子店に納めてきました。その工場前に三代目が数年前にオープンしたオリジナル最中専門店。厳選した材料で作り上げた最中とナッツの組み合わせが秀逸で最近注目のお店です。

滋賀県産羽二重の餅米粉のみで香り高く焼き上げた最中種に北海道産小豆を丁寧に炊き上げた特注の粒餡を使用、アクセントにキャラメリゼした胡桃を合わせた「種実 胡桃」、有機ピーナッツを専用マシンで挽き、こっくりとしたピーナッツバターと程よい塩加減が餡の甘さを引き立てる「種実 落花生」、素焼きしたアーモンドを挽いたアーモンドバターの香ばしさが餡と相性抜群の「種実 扁桃」のナッツ三兄弟の最中のほか、シンプルに粒餡のみを挟んだ「ふつうの最中」と店頭販売のみの「あいす最中」はミルクアイスと自家製求肥をサンド。夏場は大人気のようで「あいす最中」を求めて来店される方もたくさんいらっしゃいました。私はピーナッツバターとアーモンドバターの2種類を注文して店内で飲み物と一緒に戴きました。

どちらも甲乙つけ難く、看板商品のピーナッツと迷いに迷ってアーモンドバターの手作り最中セットを持ち帰り用に購入。皮が24枚(12個分)のパックにアーモンドバターが1パック、それに小豆缶(粒餡)1缶がセットになって、筒状の容器に入って手ぬぐいで包装されています。手ぬぐいは3色あり、店頭だと色を選ばせてもらえます。常温で30日の日持ちですので夏の暑い時季でも賞味期限の点でも安心ですね。

後日予定のあった集まりに持って行ったのですが、皆でおしゃべりしながら作って食べるのも楽しいものです。皮は食べる直前にオーブントースターで少し温めると「パリッと感」が復活し、作りたての風味を味わえます。「ふつうの最中」と「種実 落花生」「種実 扁桃」はこの手作りキットのセットが種嘉商店のサイトから通販でも購入できるようですので、お持たせを何にしようか悩んでいる方におすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA