究極のミニマリズム。四ツ椀と暮らす

鎌倉時代、鴨長明が一丈(約3メートル)四方の小さな草庵で隠遁生活を送りながら、この世の無常感を綴った方丈記。「ゆく河の流れは絶えずして…」の一節はあまりにも有名ですが、ずいぶん前に友人が人生の最期は方丈庵の暮らしのような…

気負わずライトに骨董蒐集

このブログのタイトル、TETOKAは「手」と「果」、人の手によって生み出されるモノやコトが気持ちを上向きにしてくれたり、生活を心地よく、日々を豊かな時間にしてくれること(分不相応な贅沢ではなく)への感謝と、作り手へのリス…

花器あれこれ

暑い暑い、本当に暑かった今年の夏もやっと一段落しそうな気配が朝晩は感じられるようになってきました。ちょくちょく通っているお花屋さんも8月は長いお休みに入られていたのですが、ようやく再開。これから秋に向けて生花を買う機会が…

ジャン・プルーヴェが遺したもの

東京都現代美術館へ、ジャン・プルーヴェ展を観に行ってきました。プルーヴェといえば、1934年に誕生した名作、スタンダードチェアがいまも世界中のコレクターから注目を集めていますが、展示作品のなかで私が興味を惹かれたのは、組…

大江戸骨董市で手塩皿

先日、鳥越のSyuRoへ食器を買いに出かけた時に、たまたま通りかかったdoremifa という古道具屋さん。小さいお店ですが、たくさんのものが所狭しと並べられ、ぎゅっと詰まった感満載の素敵なお店です。そこで、ついに今まで…