GW終盤、お天気に恵まれた休日に「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2024」を観てきました。このイベントも、もうスタートして12年にもなるんですね。関西へ帰省したついでにちょっと京都へ寄り道。思っていたほど混雑もなく、美味しいものを食べて気持ちよくワンデイトリップができました。
まずはインフォメーションセンターも兼ねている八竹庵という町屋を使った会場で情報収集。お庭が素敵な風情のある建物で作品展示を見て、全体情報をチェック。会場MAPを手に入れたら出発です。二条城、二の丸御殿 台所・御清処が会場のティエリー・アルドゥアンの「種子は語る Seed Stories 」展へ。今回の展示は、これまでに撮影された世界各地500種類以上の種子の写真や、京都の農家が代々受け継いできた京野菜の種子をオリンパスが開発した実体顕微鏡を使って撮られた写真。美しい種子の拡大写真を暗闇の部屋と陽光溢れる明るい部屋の2つのアプローチで楽しみます。
会場の二条城の建物自体も見どころが満載の上、その中で作品鑑賞を楽しめるのはなかなかできない体験です。あと一つ、興味深かったのは、案内表示にはPresented by Van Cleef & Arpels とあり、聞くところによるとヴァンクリはこういった植物をテーマにしたアートについては昔からサポートを惜しまず続けているそうです。
この日は他に、誉田屋源兵衛 竹院の間と黒蔵のBirdhead、建仁寺の両足院が会場の柏田テツヲ の展示を楽しみました。京セラ美術館の回廊が会場の川内倫子と潮田登久子の展示も観たかったのですが、時間切れで諦めることに。それでも爽やかな初夏の気候に恵まれ、駆け足ながらも満喫できました。