花器あれこれ

暑い暑い、本当に暑かった今年の夏もやっと一段落しそうな気配が朝晩は感じられるようになってきました。ちょくちょく通っているお花屋さんも8月は長いお休みに入られていたのですが、ようやく再開。これから秋に向けて生花を買う機会が増えそうです。

ということで、お花といえば花瓶。我が家の花器を久しぶりにあちこちから出してこれから何を生けようか思案中です。上のフラワーベースは我が家の一番の新顔。福岡へ所用で行った時に、以前から行きたかったフラワーベースショップ、blumoにお邪魔してきました。思っていたとおり素敵な店内に所狭しと並ぶフラワーベース。どれにしようか悩む私を「ゆっくり悩んでくださいね。何かあれば何でも尋ねてください」とナイスな対応のオーナーさん。悩みに悩んでブルーの北欧ヴィンテージと最後まで迷って、イタリアの60年代のAldo Londiのオレンジのベースに決めました。これまで持っていなかったカラフルな色味が決め手でした。

ということで、以下、ざっと我が家の花器をご紹介。

左上から順番に乳白色のトロンとした肌が気に入って買ったのが、1900年頃のフランスアンティークの大きなピッチャー。水漏れはしないのですが、古いものなので念のため、中にプラスティックの寸胴を入れてお花を生けています。大阪のippo plusで購入。ちょうど広島のギャラリーcite’の展示が行われていて一目惚れでした。cite’さんは、現在は京都へ移転してkankakariというギャラリーを営んでいらっしゃいます。kankakariもとっても素敵なギャラリーです。上段中はガラス作家の橋村大作さんの花瓶。お花を選ばないシンプルなガラスの花瓶ですが、口のところに銀彩が施されていて、さりげないアクセントになっています。こちらも大阪のcredenzaで。上段右のブルーのフラワーベースはポートランドに旅行したときに現地のセレクトショップで記念に買ったもの。名前は忘れてしまいましたが、ポートランドの地元の若い作家さんのものだったと思います。下段左から順に、球根を飾りたくて探して買ったのが、白金台のBIOTOP併設のグリーンショップで買った花器。球根以外にも安定性の悪いお花を生けるのに意外と使えるヤツです。真ん中が丹波篠山のアーキペラゴさんで出会った和田麻美子さんの一輪挿し。野の花をそっと挿してみたいと思ったのですが、口がものすごーく細いので中を洗うのが難しそうで、もっぱら観賞用として棚に飾っています。最後が大阪の花器工藝 汀で購入した内田翠さんの花器。フォルムも素敵なのですが、色味のグラデーションと貫入の美しさが長年見ていても飽きない美しい花器です。内田翠さんの作品は食器も人気ですね。もう一つ、お気に入りの熊谷峻さんの花器があるのですが、それはまた改めて。

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