Hans Olsenのダイニングセットが
我が家にやってきた

福岡まで行ったのには、理由がありました。長年待ったダイニングセット。デンマークのデザイナー、Hans Olsenによるテーブルとチェアのセットです。製造はFrem Rojle社。チェアの背がテーブルの天板の下にすっぽりと収まり、チェアの背のラウンドとテーブルのカーブがピッタリと添うようにデザインされています。しかも、テーブルは天板の真ん中からパカッと割れて中からもう1枚内蔵されている天板が出てくるエクステンションタイプ。2人で使う時は写真のような円形テーブルですが、来客時は楕円テーブルに伸長することができ、6人くらいまで座れるようにできています。初めて見た時に、こんなに実用的で美しいデザインがあるのかと思いました。我が家には友人がご飯を食べに集うことが多いので、これまでも丸いローテーブルを使っていたのですが(人数が増えても座布団とクッションさえあればなんとかなる、笑)、床に直に座るのに色々不具合が出てくるお年頃。そろそろ椅子の生活に変えていかねばとなって、ダイニングのテーブルを探していたのです。チェアは座面が三角の3legsと四角の4legsの2タイプがあるようですが、テーブルに収納した時の姿が3legsの方が圧倒的に美しいので、安定性のある4legsと迷いましたが、やはり佇まいの美しさを優先しました。

テーブルのエクステンションがないタイプだったり、椅子が4本足だったり、座面の張り地の色や材質が好みでなかったり、となかなか思うものに出会えなく、今回ようやく福岡のAntiques&Repair eel さんで希望通りのものが見つかりました。入荷連絡をいただいて、リペアが済んだところで、倉庫へ伺って見てきました。60年も前のもので正直、傷や汚れは覚悟していたのですが、びっくりするくらい綺麗にメンテナンスがされていて安心しました。

かくして、ようやく我が家にやってきたダイニングセット。日々眺めてはニマニマしていますが、愛着のあるものと暮らすのは豊かですね。大事に使っていきたいと思います。

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