visvimのSubsequenceを読みながら、2025年の年末に思うこと

visvimが発行する雑誌「Subsequence」vol.8が出版されたのだけど、巻頭のEditor’s Noteで今号が最終号だと知る。「えーっ!」

2019年の創刊。残念ながら創刊号は買い逃しました…。260㎜✖️372㎜でオールカラー、アートブックかと思うような大判サイズ。だけど、ペーパーバックみたいなザラ紙のソフトカバー(本紙よりは僅かに厚い)。故に本棚には立ちません、笑。収納に非常に困る装丁ながら、ずっと買い続けてきた。だからと言い訳するわけではないけど、vol.5が見当たらない…どこいった?

visvimといえば、中目黒の素敵なお庭を擁したショップとセンスの塊みたいなギャラリーが思い浮かびますが、その世界観をそのまま顕わしたような雑誌がこのSubsequence。世界中の工芸と文化にまつわるトピックスをオルタナティブな視点で発見し、美しい写真とともに日英バイリンガルの文章で発信するメディアプロジェクト。取材対象に対するリスペクトを持って、「まさしくその仕事を愛する職人が工芸品を作り上げるような、美しく丁寧な紙面づくりを心掛ける」と、創刊時には綴られていて、その姿勢がvol.8に至るまで貫かれています。誌面に採用されているザラリとした手触りのある紙も「クラフツマンシップ」への想いからでしょうか。vol.8の記事を読みながら、人の手によってつくられるものは、それがどんなにささやかなものであっても、また建造物や街づくりのような巨大なものであっても、すべて作り手の思想、思索、想いが映し出されている。改めてそんなことに気づかされる。

編集長でフリーランスエディターの井出幸亮さんの最後のEditor’s Note「そこに誰かが確かにいた。」は、こう締め括られています。

「でもまたきっと、すぐに会えると思う。それまで、ゆっくり読んで楽しんでもらえたら嬉しい。どこにでもある、どこにもない日常の風景を、ピンで留めておいたから。出会うのはもちろん、100年後だって構わないよ。」

ゆっくり、じっくり、読んで待ってまーす。

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