神宮前の住宅街、昭和の風情が残るエリアをmapを見ながら探して歩いていると、2階建ての古い民家が見えてくる。どう見ても普通の民家だけど、回り込むと反対側には店舗らしきドアが。ガラスの向こうにカウンターを確認して、目当てのお店だと安心して、笑、ドアを開ける。外苑前のガル エデンにいらしたオーナーが、三茶の人気イタリアン、ナティーボのシェフとタッグを組んでオープンしたレストランが、Haus(ハウス)。1階は8席のカウンターのみで2階にはテーブル席があります。
コースはなく、すべてアラカルト。メニューを見ながら相談すると、「二人で4品くらいが適量です」とのこと。オーダーを済ませてクラフトビールを飲みながら料理を待つ。香りのいいビール、その後お願いしたナチュールワインのセレクトも抜群でした。
オーダーはすべて人数前をそれぞれ一人ずつ盛り分けて出してくれるので、アラカルトだけどコースのように楽しめる。帆立と焼き茄子のクロスティーニは、プリプリの帆立の下に敷いたとろける茄子が良いバランスで、散らしたカボスの果皮の香りがとてもいいアクセントに。フランス産子牛の自家製ハムはめちゃくちゃジューシー、ツナを使ったトンナートソースとの相性もGOOD。スパゲティは、とうもろこしと豚ラグーの組み合わせが新鮮で、贅沢にスライスされたサマートリュフも風味よく大満足の一皿。鹿児島の藤峰牛(ランプ)ローストの火入れも絶妙。デザートも抜かりなく美味しくて、ナチュールを楽しみながら満足度の高い食事が楽しめました。季節を変えてまた伺いたいお店です。