

ベランダのグレビレア、今年は思いのほか沢山の花をつけました。グレビレアはオーストラリアが原産のオージープランツで、さまざまな種類がありますが、我が家のものはピーチアンドクリームという、なんとも美味しそうな名前の品種。種類によって赤や白や紫など多様な色のユニークな花を咲かせるのですが、ピーチアンドクリームは、その名の通り薄緑からクリームイエロー、そしてピンク色へと変遷して可憐な姿を見せます。
いつまでもベランダで咲く花を眺めていたいところですが、グレビレアの花はそのままにしておくと花から垂れた蜜が葉を痛めてしまい、そこから病気になることもあるそうなので薄緑からクリームイエローくらいの若い花のうちだけベランダで楽しみ、ピンク色に変わってき始めたら蜜が出る前に泣く泣くハサミで花を落とします。でも、このピンクに色づいた花が美しいのですよね。もったいないので花器に生けてお部屋に飾っています。まあ、これはこれで一粒で二度美味しいとでも言いましょうか、別の楽しみがあります。
甘い蜜を出すことから、鳥や蜂などの昆虫を呼び寄せやすく、そこから「あなたを待っています」という花言葉がつけられました。他に「情熱」や「平和」という花言葉もあるようです。耐寒性もあり、育てやすい品種。ベランダ植栽におすすめです。