全粒粉生地のピッツアが抜群、参宮橋のSAM wood fired

以前から気になっていた参宮橋のピッツェリア、SAM wood fired に友人を誘って行ってきました。参宮橋の駅から歩いて5、6分の住宅街の中にあります。こんなところに?という立地ですが、店前にはたくさんのワインボトルがディスプレイされているので、隠れ家レストランにありがちなお店がどこか分からなさすぎて、通り過ぎてしまうということはありません。

代々木上原のカタネベーカリーが群馬県で栽培している「まほらま小麦」の全粒粉を使った生地が抜群と噂に聞いて「行かねば」と思っていたピッツエリア。ピザは少人数だとあまり種類が食べられないので、友人を誘って満を持して(笑)、伺ってきました。

芸術的な薄さにスライスされたトロけるモルタデッラと釜焼きの山盛り野菜を平らげたあと、いよいよピザを。まずは定番の「マルガリータ」と「カラスミと春菊」「ンドゥイヤ」の3枚。トマトソース系のピザもソース感はなくフレッシュなトマトのジュースのような軽やかなソース。ソースもチーズの量も多過ぎないのは、きっと生地の食感を損なわず食べてほしいからかな。期待していた生地は、香りがとても良く、クリスピー感もありながら口溶けもよく、フカモチ感もある。まさにパーフェクトな生地。最後にもう1枚「九条ネギ」のピザを追加。ボトルでお願いした白ワインも美味しかったのですが、後から「そういえば、ここはポートランドから入れたクラフトビールを置いてるんだった」ということを思い出し、締めになぜか全員でビール。別々に選んだビールはどれもフルーティな香りでスッキリした飲み口で、これはこれでなかなか良い締めに。

帰り際に椅子の裏に挟まれていたポートランドのガイドブックに気づき、見憶えのある表紙のデザインだなと思ったら、以前ポートランド旅行の際に穴が開くほど読み込んだペーパーバックでした。懐かし過ぎて、オーナーに最近のポートランド事情をお聞きしたり、友人との気負わず交わせる話題も盛り上がって、充足した時間を過ごしました。久しぶりに楽しくて美味しい夜だったな。

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