福井旅 越前市のataWへ

長年、行ってみたいと思いつつ訪れられていなかった永平寺。福井といえば最初に思いつくのは蟹ですが、あまり蟹で盛り上がりきらない私にとっては、もう一つ、何か他に魅力的な「ついで」があれば…と思っていたところ、とうとう福井へ旅をする「インセンティブ」ができました。眼鏡で有名な鯖江市と漆器や和紙で知られる越前市の境にあるataWというデザインショップ。1701年創業の漆器メーカーの12代目オーナーが家業を継ぎつつアップデートした店舗は、オリジナル製品のほか国内外のデザインプロダクト、ファッション、日用品などがフラットに紹介されています。今年6月、リニューアルした広い店舗はオフィスと倉庫機能を備えた設計で、京都の「木村松本建築設計事務所」によるもの。田園風景のなかに突如現れる広い敷地と一際目をひく建物は一見の価値ありな景色です。

入り口のドアに使われたビニールハウス用の頑丈なFRP板は、陽光に照らされて虹色に光ります。これがなんともいい感じで、店内に入る前から期待が高まります。メキシコのデザイナーによるブリキのジョウロや、スイス人デザイナー、カルロ・クロバスによるカトラリーシリーズ「SARO」などと一緒に国内作家の木工作品、陶芸作品、シンプルで機能的な日常着などが並びます。もちろん、モダンなオリジナルの漆器作品も。ひと通り見て回っている間、丁寧にそれぞれの作家さんの制作手法や、商品の背景を説明してくださるショップスタッフさんの話を聞いていると、どれも欲しくなってしまい、素敵なテーブルナイフも買おうかだいぶ迷ったのですが、結局、これからの季節に重宝しそうなスープカップと漆のお箸を購入しました。

笠間で制作する陶芸家、桑原典子さんのワイドショートマグ(白&キナリ)と、ataW Original の四角箸(黒)と八角箸(朱)

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